緊急消防援助隊
○緊急消防援助隊とは
緊急消防援助隊とは、大規模で広域的に災害が発生した際に、他の消防本部が都道府県ごとに部隊を編成し、要請をうけて被災地に応援出動する部隊です。指揮隊や消火小隊、後方支援小隊などの様々な小隊がそれぞれの役割を担って、被災地で活動を行います。
○金沢市消防局の緊急消防援助隊について
金沢市消防局では緊急消防援助隊石川県大隊に32隊を登録しています。東日本大震災では金沢市消防局の隊員と車両が岩手県で活動しました。
○緊急消防援助隊の訓練について
緊急消防援助隊は被災地に出動すると、他の都道府県隊と協力して活動を行います。そのため、以下のような訓練を通じて、指揮系統や連携した現場活動について訓練を行っています。
緊急消防援助隊 中部ブロック合同訓練 |
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中部地方の7県が参加して、被災した県へ集結し大規模な施設を使用して、他隊と連携した消火や救助訓練を行います。現場活動だけでなく、情報を収集しながら現地へ向かう参集訓練や実際の被災地での活動を想定して、食料や就寝場所を作成し、一晩を過ごす後方活動支援訓練など、様々な訓練を二日間にわたって実施します。
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緊急消防援助隊全国合同訓練 |
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全都道府県の緊急消防援助隊が集結して、大規模災害によりある地域が広域に被災した想定で、緊急消防援助隊としての活動訓練を実施します。5年ごとに開催され、平成27年は千葉県が被災したという想定で行われました。金沢市消防局の隊員も緊急消防援助隊石川県大隊として参加しました。 |